こちらは、法律系資格試験予備校最大手といえる
「LEC 東京リーガルマインド」から出版されている、
行政書士試験用の基本書です。

試験科目すべてが網羅されているので、分厚くページ数もかなりのもの。
千ページまではいきませんが、700、800ぐらいは余裕であります。

メインの参考書としては内容に乏しいが・・・

もっとも、試験科目全科目での話ですから、
法令科目、特に憲法や民法については、量的にはもちろん、
内容的にも乏しいですね。

これまで法律を勉強したことのない、まったくの初学者が、
本書を基本書として据えるのはかなり厳しい
と思います。

どう厳しいのかといえば、
独学の初学者をしっかり理解させるに足りる内容にはなっていないと思います。

もっとも、予備校が出版する基本書ということを考えれば至極当然といえます。
意図的に内容を薄くしているのでしょう。商売を考えればそういうことですよ・・・

それでも「出る順」は使える理由

そんな「出る順」ですが、なぜおススメできるのでしょうか?

初学者・独学の基本書としてはおすすめはできません。
それはお話した通りです。

しかし、通信講座の教材のガイドやサブ的な
参考書としての利用なら優秀な参考書
だと思います。

表や図解が頻繁に使われているので、
そういう意味では初学者でも理解を助けます。
他の参考書で理解した後にこの「出る順」を利用してみると、
理解がまとまると思いますよ。

画像クリックで大きめの画像が出ます。
出る順 行政書士ー1

出る順 行政書士ー2

画像でご覧任れると思いますが、
判例のフォローや補足なども細かくなされており、
それなりに親切です。

ちなみに、赤線を引っぱっているのは(もちろん、管理人が書いていますけど)、
過去に行政書士試験本試験で出題された箇所です。

繰り返しますが、
初学者が独学で使用する基本書としては内容的に厳しいと思いますが、
通信講座の教材のガイドやまとめとしてのサブ的使用、あるいは、
経験者が復習的に利用するのであれば、結構使える市販の基本書だと思います。

科目によってはこの「出る順」から始めても良いと思う

憲法、民法、行政法あたりでは厳しいですが、
基礎法学や一般教養、場合によっては商法・会社法は、
この「出る順」を基本に勉強しても良い
と思いますよ。

私の場合、基礎法学や商法・会社法はあまり力を入れなくて良しというスタンスですし
(その分上位三法に注力した方が効率的)、
一般教養はジャンルによっては基本書よりもアウトプットに注力した方が良い
というのもありますので、過去問解きながら力を付けていくというスタンスで行くと良いと思います。

ですので、独学の方は上位三法以外はこちらの「出る順」を
基本にしていくのも手だと思いますよ。

もう少しだけ画像を貼っておきましょう。
出る順 行政書士ー3

出る順 行政書士ー4

市販の行政書士試験用の基本書って、
初学者が独学で利用するのに耐えられる物が殆どないのかなと思っています。

この「出る順」も、本音では「うちの講義をお受けください」ということで、
そのへんセーブして制作しているはずですが、
使い方を工夫すれば、結構重宝するのがこの「出る順」です。