行政書士試験の科目についてお話します。

試験は、午後1時に開始し、3時間後の午後4時に終了します。
この3時間(180分)の間に全60問を解くことになります。この60問をパーフェクトに正解しますと、300点になります。

もっとも、合格するためには、300点取る必要はありません。この300点中、180点以上を取ることが合格要件の一つです(残りは後述)。つまり、勉強も、300点取ることを目指さずに、全体で180点以上取ることを念頭に準備するべきです。

法令科目と一般知識科目

この60問のうち、科目が分けられることができます。それは、法令科目と一般知識科目。法令科目が46問、一般知識科目が14問です。

法令科目が文字通り法律の科目です。法律の知識を問われます。一般知識科目とは、「行政書士に必要な知識」ってことになっていますが、中身は、法律の知識を問われたり、国語力を問われたり、ちょっと変わっているかもしれません。

さきほど、全体で180点以上取ることが合格要件の一つだといいましたが、要件はもう2つあります。それは、この法令科目と一般知識科目にも基準点があってその点数に達していないと、たとえ全体で180点取ろうとも合格できないというものです。「足切り」なんて言ったりしますけどね。

その基準点とは、法令科目が122点、一般知識科目が24点です。配点から計算しますと、法令科目は5割、一般知識科目は4割4分程度です。そういう意味では、両方とも力を入れないとならない試験なんですね。

出題形態

基本的には5肢択一式になります。5肢択一式とは、問題文があり、その答えを5つの肢から選択する方式ですね。これは、60問中44問で出題されます。配点は1問4点。

多肢選択式とは、文章があり4箇所の穴を20程度の肢から選ぶという方式です。穴は1問につき4つあり、1穴2点ですから、1問8点になります。1穴づつの配点すから、4箇所正解でなければダメということはありません。4箇所正解で8点ということです。3問出題されます。

記述式とは、問題文に対して、40字程度で回答していくというものです。配点は1問満点で20点、3問出題されますので、この記述式だけで60点の配点になります。

ということで、この記述式の対策如何では合否に影響していくのではないかと考えます。

法令試験科目と配点

法令科目ですが、さらに科目を分けることができます。この試験科目についてはこちらのカテゴリーで詳しく解説していますので、ここでは配点と出題数について表形式に留めておきます。

予め注意が必要ですが、法令科目5肢択一式ですが、46問のうち年度によって科目配分が若干変わる場合があります。ので、参考程度としてください。配点も出題数に準じています。

科目 出題数 配点
憲法 5肢選択式5問
多肢選択式1問
28点
民法 5肢選択式9問
記述式2問
76点
行政法 5肢選択式19問
多肢選択式2問
記述式1問
112点
商法・会社法 5肢選択式5問 20点
基礎法学 5肢選択式2問 8点

いかがでしょう?法令科目244点の内訳はこのようになっています。このうち122点以上とる必要があります。

ざっと眺めて頂けばお分かりになると思いますが、行政法、民法の配点が多く、この2つが苦手で点数が取れないとなると、合格は厳しいというのがお分かりになると思います。

行政法、民法は行政書士試験でも大きなポイントになる記述式があります。特に民法は記述式が2問ある上に、5肢選択式が少ないです。より記述式の攻略がポイントになってくることがお分かりになると思います。