合格通知

シマちゃんシマちゃん

ちょっと行政書士試験の難易度について語ってみたいと思います。難しいのか、そうでないのか。元法律資格受験生、元予備校スタッフの立場から。

行政書士試験って難しい試験なのでしょうか?いくつかの異なった視点から行政書士の難易度を検証してみたいと思います。

難易度を検証

一応、行政書士って国家資格ですから、国家資格を与えるための選抜試験ですからね、お気楽に受けて受かるようなものではありません。これは確実です。

合格率の観点より

その指針として合格率があると思います。ここ数年の合格率は10%前後で推移しています。この合格率については「受験生の本気度」や受験生の実力についてはは加味されていませんので実質的な合格率はもっと高いはずですが、10人に1人程度しか受からない試験が簡単であろうわけがありません。

受からなかった人に「簡単だった?」と聞いて、「うん、簡単だったよ」と答えるわけがありませんからね。

シマちゃんシマちゃん

ちなみに、合格率は10%程度で推移しています。詳しくはこちらで。

学習時間の観点より

次の指針ですが、学習時間。

もちろん、個人差あるということは前提ですが、法律の学習経験がないとして、一般的には独学の場合で1000時間程度とは聞いたことがあります。毎日、3時間勉強したとして、330日。社会人の方が平均して1日3時間勉強するって結構大変ですよ。それなりの決意がないとできないと思います。

それを1年弱続ければ合格圏内の実力が付くということです。一つの職業を得る時間と思えば短いと思いますし、絶対的な期間を考えれば長いと思いますし。

この期間をどうとらえるかは個人差あるでしょう。「こんなもんか」とか「こんな長い間勉強続けられるのかなあ」とか。

他の法律国家資格試験との比較という観点

次は法律資格試験という枠でも考えてみたいと思います。法律資格試験といえば、司法試験、司法書士試験、行政書士試験、宅建士試験などでしょうか。

実際に管理人が受験したことのあるのは、宅建士試験を除く試験すべてです。受験生として勉強して数回挑戦したのは司法試験ですが、以前、数年だけ資格試験予備校に勤務していたことがありましたので、仕事の一環としてとして司法書士試験、行政書士試験を受験したこともあります。

この中での最難関はもちろん司法試験。司法試験自体が超難関ですが、その司法試験受験資格を得るための試験である予備試験があります。この予備試験も司法試験と同等の難関試験です。

司法試験を「難易度10」とすれば司法書士試験は「難易度8」というのが私の見積もりです。司法試験はその合格までの過程と問題の難易度、司法書士試験は基準点(足切り点)と問題の難易度が際立ちます。

宅建士試験にも足切り点は存在しますが、それほど厳しいものではありません。問題の難易度もそれほど高くない印象です。「難易度3.5」という見積もりです。

行政書士試験は?

結論から言いますと「難易度5.5」ぐらいかなという感想です。問題レベルは司法書士試験よりは確実に落ちます。憲法は同程度だと思いますが、民法は司法書士の方が全然難易度高いです。

そして、基準点が緩いと思います。ここに挙げている法律資格試験の基準点は、相対評価になります。つまり、受験生全体の中でどうだったかということ。行政書士試験だけは「絶対評価」なのですね。周りは関係なく、自分が何点取るか。(「行政書士は6割取れば合格できる試験である」参照)

この絶対評価の利点は、対策が立てやすいこと。だって、何点取れば合格できるかが事前にわかっているのだから、そこに向けて勉強すればよいわけですから。それに、行政書士試験の場合、その基準点が結構緩い。

一応指摘しておきますが、行政書士試験も、近年は問題レベルが上がっているのは明らかです。決して侮ることはできません。2006年度からちょっと制度が変わりまして、また、難易度の上昇はここ数年のトレンドのようですね。これも時代、社会の要請ですからね、仕方がない部分もあります。


でも、宅建試験よりは難易度は上がります。これは問題自体の難易度もそうだし、一般知識や記述式問題があるから。

というわけで、法律資格試験との比較では
司法試験(10)>司法書士試験(8.5)>行政書士試験(5.5)>宅建試験(3.5)
(司法試験を10とした場合の相対個人的評価)

ですね。

行政書士試験の難易度 -まとめ-

  • 国家資格選抜試験であり、一般の人は、普段触れない法律を専門的に問われる国家試験。その意味では難易度はそれ相応である。
  • ただし、他の法律系試験に比べれば難易度はだいぶ下がる。
  • 公表合格率はほぼ一桁後半~十%推移であるが、実際「戦える」レベル受験生間の合格率は、もっともっと高いはず。実際は30~40%程度と見る。さらに、合格基準をクリアすればその者は合格、つまり、受験生間の競争がない。実質的な合格率は、結構高いのではないか。
  • 行政書士試験は、お気楽で受かるような試験ではもちろんない。ただし、前述の選抜方式を鑑みれば、一定期間ポイントを絞って積み上げていけば、初学者でも合格は十分可能である。
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