確か、2006年だったでしょうか、行政書士試験ってちょっと方向性を変えたんですよね。それは、一般知識を減らして、法令問題を増やした。同時に、この頃ぐらいから問題が難しくなってきたわけです。

一般知識は減りましたが、今でも行政書士試験においては大きなウエイトを占めているのが一般知識等です。また、非常に厄介な科目と言って良いでしょう。理由は後で述べますが、一般知識は、3つのカテゴリーに分けることができます。

  • 政治・経済・社会
  • 情報通信・個人情報保護
  • 文章理解

「政治・経済・社会」とは、それぞれ分けられており、それぞれのジャンルに関連した問題が出題されます。法令問題に近い問題も出題されますが、より政治的・経済的・社会的な問題が出ます。
つまり、過去から現在までのそれぞれの「動き」を知っておくことが大事になってきます。

「情報通信」とは、インターネット関連や情報通信セキュリティの事象、用語等の問題が出題されています。
「個人情報保護」とは、個人情報保護法に関する問題で、その意味では法令問題に近いと言えるでしょう。準備すれば、点数はこの中では最も取りやすいと思います。

「文章理解」とは、行政書士試験では最も異質と言って良いでしょうね。もうね、国語の問題ですから。カンジとかが出題されるのではなくて、文章を正しく並べ替えたり、最も適切な一文を挿入したりとか、そんなです。
得手不得手はあるでしょうが、一般教養の中では点数の取りやすい部類だと思います。

一般知識等は結構厄介な科目

この一般知識等、上の方で非常に厄介な科目と言いました。その理由をこれから述べます。

事実上、一般知識等で基準点に届かないと足切りにあう

行政書士試験って「足切り」があることはご存知でしょうか。
一定の基準に達していないとその先のステージに進めないことですが、それが行政書士試験の場合はこの一般知識等なのです。

厳密に言えば、法令問題でも足切り基準点はありますが、それは単に試験の出来が良くなかったで済ますべき話です。

メインでない一般知識等に一定数の正解がなければ、たとえメインである法令問題がパーフェクトに解けたとしても、アウトであるという点に注力して頂きたいです。

こんなのもったいなさ過ぎですよね。
だから、決して手を抜けない科目なのです。

その基準点ですが、24点以上とる必要があります。1問4点で計14問ですから、6問正解以上、正解率45%程度といったところですかね。

準備がしづらい

「そんなに重要な科目ならしっかり準備すれば良いじゃん!それでダメなら力がなかったってこと。はい!論破!」。その通りですが、この準備がなかなかどうしてです。

法令問題は、その法律が範囲であり、ある程度は傾向があるから対策を立てることは可能です。
だからこそ、予備校なるものの存在意義があるわけで。

しかし一般知識は、それがなかなか難しいものがあるんですよね。
一部対策が立てられるものもありますが、最も出題数の多い「政治・経済・社会」は範囲はあるようでないようなもの。ないようであるようなもの。

「つかめる」ものがないようなイメージでしょうか。

個人的には、対策が比較的立て易い、個人情報保護や文章理解では確実に点数を取るつもりで準備して、残りはやれることをやっておくという感じしかないと思います。

その意味でのポイントは「政治・経済・社会」だと思います。