過去問はインプットなのかアウトプットなのか

過去問。
本試験の過去に出題された問題のことです。

受験生にとっては需要な勉強アイテムですよね。
それは、行政書士試験においても同様。

もしかしたら、とりわけ過去問が重視される試験かもしれません。

さて、過去問はどういうスタンスで利用すべきかということですが、基本的に、
過去問はインプット用のアイテムとして利用すべき
だと考えます。参考書が基礎編とすれば、過去問は応用編というか実践編というか。

参考書で得た知識を、一歩進めるというか、
より試験に近い形で知識をアップデートしていくというか。

アウトプットの要素はだいぶありますけどね、
結局は過去問も参考書のように何度もまわして使っていくので、
アウトプットとしては、殆ど役に立たなくなっていくんですよね。

アウトプットは、初めて見た問題を解いていく
というものがないと、あまり意味を成しません。

何度も同じ問題にあたれば、答えってわかりますからね。
そういう先入観があると、もうそれはアウトプット訓練になりませんものね。

だから、過去問はインプットとして利用すべきだと思います。

過去問の具体的な使い方

まずは、参考書あたりでインプットします。
例えば、憲法の外国人の人権享有主体性の箇所とします。

そして、その知識を、過去問のその箇所を解いてみます。
択一式あたりで。

覚えたところがまるまる過去問に出ていれば、
その肢については正否がわかるでしょう。

しかし、その肢の正否がわかったとしても、
その問題が解けるとは限りません。

問題全体で見れば、まだ覚えていない部分があったり、
初めて知ったという箇所が必ずあります。

その過去問にあたれば、外国人の人権享有主体性
の部分の知識が広がったことになります。

しかも、本試験で実際に出題されている問題ですので、
それは、行政書士試験レベルの問題といえます。

「間違えたね。合ってたね」だけで済ましてしまえば、
それはインプットとしての意味は殆ど成しません。
ちゃんとフォローして知識としてまとめなければなりません。

テキストのその部分にチェック入れたりして、
過去問で出題された旨を記しておくのも必要だと思います。

私だったらこうする

これは、管理人がよくやっていたり、
勤務していた予備校の講師の方も
受講生に勧めていた方法です。

下の画像をご覧ください。

pic-37-1

薄くてわかりづらいと思いますが、赤鉛筆でアンダーライン
が引かれている箇所がいくつかあると思います。

これ、過去問出題箇所です。

右上の方に自筆の補足事項がありますが、
ここも過去に出題されているところです。

ここには書いていませんが、複数回出題されているところは、
その旨も書いておくと情報が一元化できますよね。

このように、

テキストでのインプットと、
過去問でのインプットを、
連動させてまとめておく

ことが必要だと思います。

そこまですることによって初めて、
本試験レベルの知識の取得ということになるのですね。

そうして、参考書を何度も回していくのと同じように、過
去問も何度も回して使っていくのです。

そうですね、
過去問集も一種の参考書
と考えれば良いでしょう。

インプットのイメージ

参考書で付けた基礎知識を、過去問によって、さらに
ひと回りふた回り大きく拡げるといったイメージでしょうか。
で、そのレベルが行政書士試験本試験レベルということになるのです。

残りはアウトプットでフォロー

この「まとめる」という作業が、本試験では、
1問2問プラスの成果に繋がる可能性があります。

これは、アウトプットと共に、本試験で出てくる
はずの未知の問題のための準備でもあります。

法律というものは、何かと絡み合っており
複雑だったりします。特に民法なんてそうです。

ですから、主題が同じ問題でも、複雑な絡みを
変えれば、何通りもの問題が作成できるわけです。

こうなると、対応できないという方がたくさんいます。
そのために、たくさんの答練や模試を受けて対応力を
身に付けたりしていくわけですが、
「インプットをまとめる」という作業も、それに当たると思うのです。

図や表を使って纏めれば、絡みというか、
全体像が見えてきたりします。

こういうこととか、

未成年の詐術の相手方の催告権(20条)

こういうことだったり。

復帰的物権変動説の概要

そうなると、未知の問題でも対応できる可能性は拡がり、
本試験ではプラス1点2点に繋がってくるかもしれません。

通信講座も、こうするしないにかかわらず、
いろいろ自分なりに工夫できる所が強みですね。

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