さて、民法の勉強法ですが、具体的にはどう進めていくといいのでしょうか?
民法は、あまり余計なことを考えずにシンプルに勉強を進めていくといいと思います。

行政書士試験の民法の対策は、「意義・要件・効果」です。これがすべて。
例えば、司法書士試験などは、これだけではダメです。もっともっと細かい論点を拾っていく必要があります。むしろ、そっちの方が時間が掛かるでしょう。

民法は「意義・要件・効果」出決まり!でも、行政書士試験の民法は、この「意義・要件・効果」の問題で足りるといって過言ではありません。

もちろんね、民法はそういう科目なのですが、行政書士試験は、本当にそういう傾向が強いと感じています。

民法って、範囲が広く複雑なのですが、実はシンプルだったりするのですね。

複雑だというのは、この「意義・要件・効果」とは別のところで、条文が絡み合ってくるとか、視点が変われば結論も違うとか、そういった部分であって、コアな部分は至ってシンプルです。

「意義・要件・効果」で、それぞれ論点が(場合によっては複数)あるのですが、初めのうちは、重要な論点だけ押さえておいて、その後に必要に応じて他の論点を肉付けしていくと良いと思います。

記述式問題は、まさにシンプルな「意義・要件・効果」の問題

民法の記述式問題、このサイトでは、
民法は記述式で点数取れるように勉強を進めるべき、それで択一式も賄えると述べていますが、その民法の記述式問題は、まさに「意義・要件・効果」の問題です、それも、結構シンプルです。奇てらっていないし、論点的にも重要なところです。

「意義」を書かせる問題も過去には出ていますが、基本的には「意義・要件」が問題文にちりばめられていて、「効果」を答える問題です。

当サイトで解説している平成26年度本試験の45問目ですが、直球ど真ん中の「意義・要件・効果」の問題ですね。問題文はこちらになりますが、詐害行為取消権(民法424条)の問題です。

問題には、もちろん、詐害行為取消権なんて一言も書いてありません。が、

  • 詐害行為取消権とは?(意義)
  • 詐害行為取消権が成立するには?(要件)

この2点理解していれば、問題文を読めば、民法424条の問題だなとすぐにわかるはず。ここまでくれば、「効果」もセットですので、理解していることでしょう。

だとすれば、あとは40字程度で吐き出すだけですよね?

問題を解くには、慣れとか少しのテクニックとかの問題も絡んできますが、それも「意義・要件・効果」という知識があることが前提の話です。民法のインプットは、そういうスタンスで臨まれるべきです。

行政書士試験の民法の勉強法は、「意義・要件・効果」の勉強だということを話してきましたが、では、実際にどう見て勉強していくといいのか?
詐害行為取消権とは別の条文で見てみることにします。