ストップウォッチ

もちろん、他の出題形態にもいえることですが、5肢選択式(ここでは択一式と呼ばせて頂きます)は特にスピード解答を意識してください。

こちらのページでも言っていますが、3時間(180分)で60問、そのうち択一式は54問。60問あたりでは1問3分使えますが、記述式や多肢選択式は3分以上必要ということで択一式は3分も使えません。

「3分も全然かからないよ」という人は、すでに合格する実力が備わっている人か、択一問題を解いた経験がない人の言葉だと思います。問題を読んで、肢を5つ読めば、それだけで遅い人は2分ぐらい平気で掛かります。問題によっては、もっと掛かるかもしれません。

試験って、知識だけの問題ではないのですね。その他の所作や精神的なものも加味されて総合的な勝負なのです。

択一式は、全体の9割を占める分、スピードアップの効果が全体に波及してきます。1問あたりたったの5秒でも短縮すれば、4分半の短縮です。10秒短縮すれば9分。その分、記述式回答に回せます。これは大きいと思いませんか?

択一式問題の形式は多岐にわたります。単純な正誤問題だけではありません。
多肢選択式みたいな出され方もしますし、長文を読ませた上で解答するのもあり。本当にバラエティーに富んでます。このへんが行政書士試験は難易度が上がったといわれる一つの所以ですが、あらゆる問題が出されることを想定した上で対応することが必要になってきます。

問題毎に要する時間は変わってきますが、だからこそ、極力短い時間で解答しなければならないのですね。

どうすればスピードは身に付く?

対策としては、もう訓練しかありません。問題集や答練などのアウトプットで、とにかく素早く正確に問題を読んで、正確に問題の意図を理解する必要があります。それこそ、頭をフル回転させてです。

管理人が以前やったこと

問題集を解く場合は、1問1問ストップウォッチを利用して訓練していくのも良いかもしれません。これは、私が司法試験受験生の時にやっていたことなのですが。

私は、比較的問題を解いていくのは遅くはない方でしたが、解くまでの時間は満足できるものではありませんでした。

当時の司法試験の択一式は3時間半で、憲法・民法・刑法を20問づつ計60問を解くというものです。問題は、パズルのような問題やら複雑怪奇な問題が山のように出てきました。この方法で、とにかくスピードを意識した訓練をしたところ、半年で1問平均15秒ぐらい短縮させた記憶があります。きっと使える方法だと思いますよ。

このスピードアップも含めてですが、とにかく慣れること。地道に数こなすこと。いつの間にか力が付いているということに気づくことでしょう。

過去問で森を見る?

あと、過去問検討の段階で意識してほしいことがあります。

これも数こなしていくと気づく人もいると思いますが。繰り返し出題されている論点がいくつか出てくること。そのまんまではありませんが、ちょっと姿を変え、あるいは、ちょっと視点を変え、ちょっとずらして何度も出題されるということが間々あります、いや、結構あります。

そういう論点は、この先も出てくると思った方が良いでしょう。

こういった問題は、「木を見て森を見ず」ではだめです。過去問は根こそぎ利用しなければなりません。「木を見たら森も見る」です。でないと、未知の問題に対応できなくなる可能性があります。

つまり、その問題だけ見るのではなく、その論点の「森」を見るように知識を膨らませる必要があります。それが「過去問で知識の肉付けをする」という意味です。その論点周辺の問題が出てきても対応するように準備すると良いでしょう。