出題科目は別として、行政書士は3種類の出題形式があります。根っこ(インプット)の部分は同じなのですが、それぞれ別個の勉強法はあります。ここでその3タイプの出題形式の勉強法についてお話します。 5肢択一式勉強法 5肢択一は・・・
科目(出題形態)別試験対策
行政書士憲法の勉強法 判例の読み方-「薬局距離制限事件」を例にして
行政書士、に限りませんが憲法の勉強法は判例と条文の攻略がカギになります。条文は当たり前なのですが、問題は判例です。 判例って、最初の方は読むのも大変ですよね。難しい表現を使うし。だから、内容がよくわからない場合もあるし、・・・
行政書士試験憲法人権の問題は「基本的人権の限界」の問題でもある
行政書士試験の憲法は、判例問題が非常に多いということは、統計的にも立証されているわけですが、この判例の問題は、殆どが人権保障のところの問題です。 その人権の判例問題、表現の自由(21条)やプライバシー権(13条)等、各条・・・
行政書士民法の勉強法のコツをお教えします
行政書士試験において、民法は最重要科目の一つになります。 行政書士に限らず、法律系資格試験の共通認識で「民法を制す者は○○を制す」という格言があります。民法が得意で点数が稼げる受験生は、どのカテゴリーの試験でも大きなアド・・・
民法の勉強は「意義・要件・効果」を確実に押えること
さて、民法の勉強法ですが、具体的にはどう進めていくといいのでしょうか?散々難しいだの複雑だの煽ったので心配される方も多いかもしれませんね。 ただ、難しい科目だからこそ、大事なものがあるのだと思います。それに、行政書士試験・・・
行政手続法の過去問から出題傾向を探り勉強法を確立する
行政法の中の「行政手続法」の過去問を検証して勉強法を探ってみたいと思います。 行政手続法とは「処分、行政指導及び届出に関する手続並びに命令等を定める手続に関(行政手続法第1条)」する法律で、私たち一般的な国民も場合によっ・・・
国家賠償法の過去問から出題傾向を探り勉強法を確立する
行政法の一つに数えられる国家賠償法(国賠法)は、例年短答式で2問出題されます。大体、第20問目付近で2問。 法律自体は短いものですが、憲法や民法とも関係が深い法律で、あまり行政法っぽくないのが国賠法という印象があります。・・・
行政書士一般知識の勉強法-取れるところは確実に
この一般知識ですが、民法が行政書士の表の最重要科目ならば、一般知識は裏の最重要科目かもしれません。なぜって、いくら民法と行政書士で高得点を獲得しても、この一般知識が基準点に届かなければ不合格なのですから。 ですから、一般・・・
「基本的人権の限界」の問題 まとめ
「基本的人権の限界」の問題は重要論点になる 行政書士の憲法は、5肢選択式5問に多肢選択式が1問出題されます。この6問は、条文問題と判例問題に分別できるわけですが、その判例問題でも大きなウエイトを占めるのは、「基本的人権の・・・
行政書士憲法勉強法 私人間効力間接適用説と判例のチェックポイント
では、私人間効力についてお話します。 あくまで、ある程度は勉強されているという前提でお話させて頂きます。ですから、ここでは、「復習+α」というスタンスで書きますのでどうかご理解ください。 間接適用説と直接適用説 私人間効・・・
公共の福祉 二重の基準
公共の福祉 「公共の福祉」とは、「人権相互の矛盾・衝突を調整するための実質的公平の原理(一元的内在制約説)」と定義づけられますが、要は法律・条例です。この法律が人権対人権の衝突を調整するアイテムとなるわけです。 どういう・・・
特別権力関係論 個別具体的に検討
特別権力関係論とはこちらにあるとおりですが、いきなりですが、この考え方は今日の日本では否定されているんですね。理由は、一言で言えば、今の日本国憲法の理念にはそぐわないから。 否定されていますが、国家内にいる国民には何らか・・・
公務員の政治的活動の合憲性 猿払事件
では始めます。 公務員の政治的活動についてです。 政治的活動は表現の自由として21条によって保障されています。公務員とて日本国民ですので、保障されているわけですが、そこは公務員という職業の特殊性として法律によって制限が加・・・
違憲立法審査権 -司法権の定義も絡めて勉強しよう-
違憲立法審査権は、日本国憲法でいえば81条に規定されています。 日本国憲法第81条 最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。 日本の場合、憲法裁判所と・・・