合格通知書

行政書士と同じ法律資格試験では司法書士試験や司法試験予備試験などは3~4%と極めて低い合格率ですが、行政書士はどのくらいなのでしょうか。

行政書士合格率の推移

合格率推移グラフ

それでは過去5年さかのぼって行政書士の合格率の推移を見てみましょう。統計は一般財団法人行政書士試験研究センターが公表しているものです。


年度(平成) 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率(%)
26 48,869 4,043 8.27
27 44,366 5,820 13.12
28 41,053 4,084 9.95
29 40,449 6,360 15.72
30 39,105 4,968 12.70

なぜ合格率の変動が大きい?

ご覧のように直近5年間は約10%前後で推移しています。他の法律資格試験と比較して合格率の変動が大きめなのは、試験の難易度に左右されやすいからです。行政書士は絶対評価(「行政書士試験は何点取れば合格できる?」を参照ください)ですので、問題の難易度が高い年度は合格者が減ります。それで合格率が下がるのですね。

司法書士試験などは相対評価ですので、上位何名までということですから問題の難易度はそれほど関係ありません。だから、合格率が4%前後でほとんど変動しないのです。

行政書士の合格率が低い理由

行政書士は絶対評価にもかかわらず合格率は低いです。一定の、しかも緩い合格点を取れば誰でも合格の試験にもかかわらず10%前後の合格率…低いとは思いませんか?

もちろん、理由があります。

「闘える」受験生はどのくいいるのか?

必勝はちまき

それは受験生の学力の問題です。すべての受験生がしっかり準備して臨んできたとは限りません。合格するにふさわしい実力を備えた受験生が果たしてどのくらいいるのか?ということです。

行政書士試験て、受験料がそれほど高額でなく受験資格がないという受験の敷居が低いということもあってか、「とりあえず受験してみました」という属性が毎年一定数存在します、結構な割合で。その「とりあえず」の中身は様々です。


「まだまだ合格に足る実力がないのはわかっているけど、本試験の経験はしてみたい、勝負は来年!」という受験生もいるでしょうし、ただ単に「とりあえず受験してみました、法学部だし」みたいな、記念受験の人。

こういった方たちはさすがに合格はできません。合格できるのは、本気で準備してきて土俵に乗っかっている人たちの中からです。

事実上の合格率は公表の何倍も高いはず

合格率上昇

差別するつもりはありませんが、本気でない受験生は「闘っていない受験生」だと思います。だから、受験者数の分母は何割か減りますから、それによって合格率は上昇すると考えていいと思います。

事実上の合格率が具体的にどのくらいかはわかりませんが、少なくとも30%はあると思っています。

絶対評価にもかかわらず行政書士の合格率が低い理由はこんなところあるのです。問題の難易度は高いけど、制度等のハードルの低さもあってしっかり準備すれば初心者でも十分合格可能性はあるのが行政書士です。

まとめ

行政書士の合格率が低いか高いかは、様々な意見があります。もちろん、高い方が受験ハードルは下がるというものですが、行政書士試験の性質上、合格率云々はそれほど関係ないのかなとは個人的には思います。足切り点にかからないような点数を取れば合格できるのですから、要は己のやりようなのです。

実際、しっかり勉強して準備さえして勝負の土俵に乗っかってしまえば、結構な割合で合格はできるはずです。少しでも早く土俵に乗っかって闘える受験生になってください。

おすすめの勉強アイテム

出る順行政書士 合格基本書

市販の行政書士用テキストの中でもっとも使いやすいのは、こちらLEC東京リーガルマインドが出版している「出る順」だと思います。オールインワンタイプですから、これ1冊で全科目賄うことが可能。
独学初心者の基本書として、おおむね過不足なしと考えていいと思います。同じ「出る順」の過去問集と併せて使いたいテキスト。

STUDYing(旧通勤講座) 行政書士

通勤講座 行政書士

社会人行政書士試験受験生にうってつけの通信講座がスタディング行政書士。一切のムダを排した合格のための効率化徹底による圧倒的低価格は魅力。

STUDYing行政書士 公式HPで詳細を見る