憲法-すべての法律の拠り所

国会議事堂

まずは憲法です。憲法は5肢選択式5問、多肢選択式1問の計6問、配点は28点です。

憲法とは、その国の基本法です。そして同時に国家権力を制限するための法です。国民の人権を制限するための法である法律とは決定的に異なる点ですね。

実際に憲法の勉強をしていかないとわかりづらいと思いますが、法律と憲法は異なるものということなのですね。

憲法の試験範囲は、ほぼ日本国憲法ということになります。日本国憲法とは、前文という冒頭の文章と全103条、実質的には99条の条文からなる明文憲法です。大きく分けて「総論」、「人権」、「統治機構」と分かれており、第1章から第11章にカテゴリー分けがなされています。

総論は「第1章 天皇」「第2章 平和主義」の部分であり1条から9条までの部分になります。10条から40条までが人権規定が並んでおり、これが第3章になります。そして、41条から99条までが統治機構ということになり、第4章以降になります。

憲法の難易度

憲法の難易度についてですが、行政書士試験の場合ではそれほど高くないといえます。それほど出題数が多くないということもあるのでしょうが、点数の稼げる科目と考えます。

民法-民法を制する者は行政書士試験を制す

遺言書

行政書士試験の民法は5肢選択式9問、記述式2問、が出題されます。配点は76点。

民法とは、市民の法。市民間のルールを定めた法律ということですね。市民間のルールの法律ですから、範囲・量は膨大です。民法は、何と1044条まであるのですから。もちろん、行政書士試験の範囲も1条から1044条までになります。

民法は、厳密に言えば、いくつかの法律が合わさって成り立っています。もちろん、すべてが民法なのですが、色々な法律の集合体といっても差し支えないのですね。

例えば、「物権法」とか「債権法」とか。「家族法」「相続法」とかもそうです。そして、それらが複雑に絡み合っているので、結構厄介な法律なのですね。

民法は身に付けるのに時間が掛かる

ハッキリ言います。民法は難しい科目です。これは間違いない。難しいので、身に付くまで時間が掛かります。根気よく勉強していく必要があります。そして、しっかり身に付けば、それはそれは大きな力になること間違いなしです。

「民法を制するものは行政書士試験を制す」って聞いたことありませんか?これは民法が試験科目にある資格試験すべてに言えることなのですが、法律系試験の「花形」です。どの試験でも占めるウエイトが大きいです。

民法が苦手な人は、行政書士試験に絶対に受かりません。しかし、民法が得意であればそれだけで合格できるとは限りませんが、大きなアドバンテージになることでしょう。 ですから、民法は特に地道に力を付けていって、得意科目にしてもらいたいと思います。

民法は最も難しく、最も面白い科目だと思います。

行政法-行政書士試験で最も出題・配点が高い

税務署

行政法は5肢選択式19問多肢選択式2問、記述式1問出題されます。配点は112点。行政書士試験でも最も出題数が多く、配点も最も多い。

実は、行政法という法律は存在しないのです。そういう名称の法律はありません。いくつかの法律を束ねて便宜上行政法と呼んでいるにすぎません。

行政法とは、行政の組織や手続を定める法律です。行政とは、議会が制定した法律を行使する公的機関全般を言います。法律がないといろんな行政活動ができないのですね。その上で、その行政組織を定める法律が必要になります。

また、一般市民と行政の接点において、その手続が定められています。それも行政法なのですね。さらに、法律によっては議会についてのことも規定されています。

行政法は憲法統治機構の具体化

上に挙げた行政法のうち、明確に憲法に関係のある法律があります。「国家賠償法」と「地方自治法」です。「国家賠償法」は憲法17条、「地方自治法」は憲法92条に書かれています。

いずれの規定にも「法律で定める」旨の文言がありますが、憲法が法律に委任している形を採っています。つまり、行政法は、憲法の規定を具体化した法律といえます。

この2つ以外の法律でも、行政に関する法律ですから、憲法の統治機構を具体化した法律といえるでしょう。ですから、行政法は憲法を勉強した後に始めると良いと思います。イメージ沸きやすいし頭に入ってきやすいと思います。

商法・会社法-商いの法律

株主総会と決算報告書

「商法・会社法」と聞いてイメージ沸きますでしょうか。
商法と会社法の関係でいえば、会社法は商法の一部と考えてください。実際、以前は、会社法は商法の条文に並べられていました。法改正によって独立した法律です。いずれも民法の特別法になります。

商法

商法とは、商のプロの場合の取引きの規定になります。商売ですから、商的取引きは大量に継続・反復して行われます。そうなると、一般的取引きとは別に、その特性に応じたルールが必要になってくるのはお分かりでしょう。そのルールが商法なんですね。

商法の規定自体は結構な数を並べていますが、行政書士試験の関係で言いますと、出題範囲は限定的です。「総則」と「商行為」ぐらいですかね。そういうでは準備はしやすいところではあるでしょう。

会社法

商法と会社法の関係性は、民法と商法の関係性と同様のイメージといって差し支えないです。商法に規定だけでは、大きな営利組織となり得る会社ではカバーしきれないものがあります。だとすれば、別に会社法というものを設えて対応していく必要がある、ということなんですね。

会社法は、会社の設立に関する規定から始まります。発起人設立やら募集設立やらの設立の方法や手続について。株式会社だったら株式及び株式発行の規定、そして、会社の機関内の規定です。代表取締役って何?とか何とか・・・

受験生の中でも会社法(商法も含めてかな?)に苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。馴染みも比較的薄いですしね。

基礎法学

裁判所

基礎法学とは読んで字の如しで、法学の基礎知識のようなものです。その法学とは、憲法も含めたあらゆる法学の基礎知識も含まれます。2問出題で配点は8点。

どんな科目?

公法と私法の違いがテキストには書かれています。違い分かりますでしょうか。民法のごく初期段階で話は出てくるものです。強行規定と任意規定、一般法と特別法、実定法と手続法。これも民法で出てきます。

憲法に関係あるものといえば「罪刑法定主義」についてですかね。同時に刑法に出てくる話でもあります。属地主義と属人主義、法令の効力の話や拡張解釈や縮小解釈、類推解釈の違い(この辺は過去出題されていますね)。憲法31条の適正手続の話ですし、刑法のテキストを読めば、はじめの方に出てくる話です。

基礎法学という科目はおよそこんな感じになります。

一般知識-民法・行政法に並ぶ重要科目

新聞

5肢選択式問題が14問出題されます。配点は56点。一般知識はこれ単独で基準点を持ちます。法令問題がどんなに良い点数取っても、6問以上の正解がないと合格できません。

一般知識は、3つのカテゴリーに分けることができます。

  • 政治・経済・社会
  • 情報通信・個人情報保護
  • 文章理解

「政治・経済・社会」とは、それぞれ分けられており、それぞれのジャンルに関連した問題が出題されます。法令問題に近い問題も出題されますが、より政治的・経済的・社会的な問題が出ます。

「情報通信」とは、インターネット関連や情報通信セキュリティの事象、用語等の問題が出題されています。「個人情報保護」とは、個人情報保護法に関する問題で、その意味では法令問題に近いと言えるでしょう。

「文章理解」とは、行政書士試験では最も異質と言って良いでしょうね。もうね、国語の問題ですから。

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