よく「正しい勉強法」とか「間違った勉強法」とか、そういう言い回しってあると思いますが、実際にあるんだと思います。
特に独学で勉強される方は間違った勉強法をしがちです。行政書士は難関試験ですので、正しい勉強法を心掛けて効率よくかつできるだけ早く合格レベルの実力を身に付けなければなりません。
ということで、正しい勉強法をここでご紹介します。
合格レベルの実力取得をパターン化させる
合格レベルの実力を身に付ける作業は実にシンプルです。シンプルだからパターン化できます。
ですので、特に法学初学者の方は、このパターン化を実践してみてほしいです。それが「インプット」と「アウトプット」です。ご存知の方、聞いたことはあるという方、知らなかった方、それぞれいらっしゃると思いますが、これから解説していきます。
インプットとは
インプットとは知識の取得のことで行政書士合格の前提になるものです。一般的に言う勉強はこちらの方ですよね。テキストを読み込んだりノートを作成したり(「書く」という作業は知識取得に役立ちます)。あと、意外に思われる方も多いと思いますが、過去問にもインプット要素があります。詳しくはこちら「正しい過去問の使い方」で。
また初心者の場合、この具体的なインプット作業の前に「慣れ」が必要になると思います。法律に触れてこなかった方は、結構違和感があると思います、ですから、専門用語を予習したり条文に慣れる作業は必要になる可能性はあります。
アウトプットの重要性
アウトプットは吐き出す作業です。具体的には、問題を解いていくという作業になります。違う言い方をすれば、「現場対応力を身に付ける」ということ。
多くの初心者受験生が、このアウトプットの重要性を理解していないように思います。行政書士の合格において、インプットよりもこのアウトプットの方が重要だと思います。
できるだけ多くの問題に触れ解いていき、出題形式に慣れ、自信を掴んでいく作業です。別の言い方をすれば、知識を知恵に変換する作業がアウトプットです。
試験勉強では、インプットが大事なのはもちろんですが、より大事になってくるのがアウトプットといえます。
知識だけでは試験には合格できない
断言して良いですが、行政書士に合格できる知識が備わっている人でも、アウトプットをまったくしていない人は、合格できません。インプットだけでは対応できないです。
本試験は、問われた問題を問われた形式で解答する。択一式、多肢選択式、記述式と解答スタイルがあります。限られた時間の中で、時間との闘いの中で、問題分を読み解く力も試されます。本試験を想定したアウトプット訓練をしなければ、力は発揮できません。
もしアウトプットを軽視している方がいたら、選抜試験というものをあまりなめない方が良いと思います。選抜試験というものの本質は、点数を取らせる試験ではなく、多くの者を切り捨てる試験なのですから。
インプット+アウトプットをループ&パターン化
このインプットとアウトプットを単元毎にこなしていくのです。テキスト読み込みやノートで整理をインプットの中心とし、過去問でアウトプット練習をしていけばいいと思います。
単元内ではテキストと過去問のチェックをループして情報を一元化しつつ復習し、次の単元次の単元でパターン化させる。
このループ&パターン化をしっかり活用できれば、合格レベルの少なくとも8割は身に付くはずですから、あとは仕上げでアウトプットを強化して上乗せすれば良いでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
合格レベルの実力を身に付ける効率的な勉強法をご紹介しました。独学で勉強されている方、ご自身が実践されている勉強法と比較してどうだったでしょうか。
テキストではあくまで必要な知識の取得にすぎません。この知識を生かして過去問で「知識の確認+知識の肉付け+合格レベルの知識+問題演習」を行うのです。効率的な勉強法だと思いませんか?
講座でもこのような勉強カリキュラムが実施されていますので、安心して実践してみてください。
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