公務員の不法行為が国家賠償の対象

行政法の一つに数えられる国家賠償法(国賠法)は、例年短答式で2問出題されます。大体、第20問目付近で2問。

法律自体は短いものですが、憲法や民法とも関係が深い法律で、あまり行政法っぽくないのが国賠法という印象があります。

どんな勉強法が有効なのでしょうか。

国賠法は全問正解を狙おう

たったの2問だけかもしれませんが、是非、2問とも正解できるように。チョロいからとは言いません。準備が比較的しやすいからです。

範囲が狭いこと、例年似たような問題が出ていることから、点数稼ぐところだと思って取り組んでください。

範囲が狭い

国家賠償法って憲法17条を受けて制定されている法律ですが、6条までしかありません。出題されるのは、1条~4条ぐらいまでです。そして、「損失補償」というカテゴリーもここ国賠法に含まれていますが、2~3年に1問程度出題されます。

このように、行政書士試験における国家賠償法の範囲は、非常に狭いことがわかります。

毎年似たような問題が出題されている

範囲が狭いだけでなく、的も絞りやすいのが行政書士試験における国家賠償法の特徴です。

下の表は、平成29年度から過去5年間の、国家賠償法(損失補償)の問題です。

年度 短答式 多肢選択式・
記述式
平成25年 1条2条4条・判例問題
1条・判例問題
平成26年 1条2条・判例問題
損失補償・判例問題
平成27年 1条・判例問題
2条・判例問題
平成28年 1条・判例問題
損失補償・判例問題
平成29年 1条・判例問題
1条4条・判例問題
多肢選択式問題:1条・判例問題
ご覧のように、1条の判例問題が11問中、8問です。4条というのは、民法との関係を扱った規定ですので、殆ど1条の延長と言えるでしょう。

行政書士試験における国家賠償法(損失補償)問題は、判例問題しか出題されていないのですね。範囲が狭く、なおかつ判例問題のみ。準備はしやすいとは思いませんか?

ちなみに、ここでは5年しか遡っていませんが、10年ぐらい遡っても同じようなものです。

国家賠償法の勉強法

もう言うまでもないでしょうが、判例をたくさんつぶしておくと良いですよね。1条は、文言の中からいくつも論点が出てきて、そこを裁判で争われており、その判決が問題として出題されているわけです。

ホント、たくさんの判例があるので、どの文言にどんな判例があるのかも含めて整理しつつ準備しておくと良いでしょう。判例については、テキストにも載っていますが、判旨の重要部分抜粋になります。

例えば、29年度の多肢選択問題は、ある程度判旨がしっかり載っていないと、解答までに時間が掛かると思います。ので、できれば、行政法の「判例百選」等も揃えて用意しておくと良いかもしれませんね。

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